バイタルケーエスケーHD、2023年３月期第２四半期累計期間連結業績と通期予想を上方修正

バイタルケーエスケー・ホールディングスは2022年10月28日、2023年３月期第２四半期累計期間連結業績予想と2023年３月期通期連結業績予想、配当予想を上方修正した。2023年３月期第２四半期（累計）連結業績予想は売上高前回予想2840億円→同今回予想2893億円、営業利益12億円同→同15億円、経常利益同25億円→同32億円、親会社株主帰属四半期純利益17億円→20億円に修正した。2023年３月期通期連結業績予想（通期予想）は、売上高同5633億円→同5673億円、営業利益同23億円→同23億円、経常利益同49億円→同53億円、親会社株主帰属四半期純利同45億円→同47億円を見込む。 

【第２四半期累計期間連結業績予想修正】 

医薬品卸売事業は、新型コロナウイルスでの受診抑制などの影響から回復傾向。主に新薬創出加算品やインフルエンザワクチンを中心とした各種ワクチンの販売や、新型コロナウイルス感染症関連の医療機器や臨床検査試薬等の販売も堅調に推移した。利益面は、インフルエンザワクチンを中心とした各種ワクチンの販売、新型コロナウイルス感染症関連の医療機器や臨床検査試薬等の販売が増大。昨年度からの国や地方自治体から受託した新型コロナワクチンの配送業務の収益も予想を超えた。第１四半期に発生した薬価改定に伴う前期末在庫の新旧仕切価に関わるマイナスの会計処理の影響を吸収しても営業利益は当初業績予想を上回る見込み。